「ガボーチンさんと、トモネコさんから同じ趣旨のメッセージを建て続けに頂いた」
名前: ガボーチン
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「太平洋奇跡の作戦 キスカ」 私も見たのはかなり昔の事で他の事はあまり覚えていなかった為、他の方の批評ものぞいてみたのですが・・。これはかなりヤマト的な話っぽいですよ。例えば、ひき返したり、霧が出るまで碁を打って待っていたり、判らず屋の軍令部がいたり、乾坤一擲・・・とか。
名前: トモネコ
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トーノ様が「映画キスカ」を御覧になっていないとは、驚きです。
(決して揚げ足を取っている訳ではありません、ご理解を)
私も一年前にレンタルなのでエラそうな事は言えませんが・・大傑作の戦争映画だと思います!
戦闘を避け目的(兵士の救出)のためだけに行動する艦隊司令と艦隊はヤマトに通じる物があると思いますし、トーノ様がお好きな戦闘では無く護衛のための艦隊です。
艦長を集めた作戦前打ち合わせで、参加艦長に名前を聞かず「艦名だけでよい」と三船演じる艦隊司令が問う所にグッと来ます!
確か重巡を二隻手放して代わりに駆逐艦をもらっていたと思います。
生のアメリカ兵が一人も登場しない所がかえって好演出です。
艦が旋回する時に船体がちゃんとロールしています。
今スグでなくとも構わないと思いますが、必見の作品だと思います。
安いDVDが無い事が残念ですが、私はいつかは購入するつもりです。
「太平洋奇跡の作戦 キスカの評価が高い! 見たくなったじゃないか!」
「ヤマト的だと言われると尚更なの?」
「戦わないミリタリーもの、という意味では、『戦わないエピソードがあるヤマト像』のルーツに数えて良いのかも知れない」
「軍と軍艦と軍人が出てきてドラマができても、戦いが必須とは限らないわけだね」
「その点で、戦いはあった方がドラマは作りやすいし、スポンサーも喜ぶし、スタッフは手抜きができて万々歳だ。ガンダムもセーラムーンも結局戦ってしまう」
「戦わせない勇気の問題だね」
「その点で、エヴァンゲリオンはまだマシだな。戦わないエピソードもあるから」
「敵だって言われると既にアムロがコクピットで待ち構えていたり、未知の相手が出てくると相手が誰かも分からないうちに『新しい敵』と納得しちゃうセーラー戦士はイマイチってことだね」
「敵がいて戦うことが前提なのは話としておかしい」
「そうか。でもヤマトは良いわけだね?」
「でも、2199は今のところ全エピソードで派手に戦ってる。このまま、戦闘が前提になってしまうと面白くないかも知れない」
「ひ~」
「まあ、ヤマト1974でも冥王星までは全エピソードが戦闘メインなので、だから2199はダメとも言えないが」
「そんなもの?」
「ヤマト1974でも、冥王星までの全エピソードで地球側とガミラス側がどちらも発砲している。発砲にはミサイル発射も含むとしてね。たとえヤマトが撃たなくても古代やブラックタイガーが発砲している。それが怪しくなるのは冥王星後のアステロイドベルトから。そこではヤマト側は発砲しない。アステロイド・リングで守るだけだ。海峡に行けば地球とガミラスではなく、古代と島が戦ってしまうし。宇宙機雷になるとダミーが機雷に接触して爆発するだけ。通信エピソードは言うまでも無い」
「どんどんシンプルな戦闘から遠くなっていくね」
「2199もこれからそうなっていくのかが見物だ」